自律神経失調症は家の電気の「ブレーカー」を落としているような状態、と例えることができます。
自分ができること以上に「頑張ること」のスイッチを入れ続けた結果、からだとこころはこれ以上自分自身が壊れないようにブレーカーを落とします。
このまま頑張り続けたら、それはブレーカーを無理矢理上げながら電気を使っているようなもので、もっとからだとこころの状態は悪くなってしまいます。
自律神経失調症に感謝する
自律神経失調症になってしまったとしたら。
それはあなたがそれだけ頑張り続けたということ。
そして、あなたがこれ以上悪くならないように、自律神経失調症が表面化してこれ以上の頑張りを止めていてくれるということ。このように、これら症状に感謝し肯定的に捉えるという考え方もあります。
自律神経はいつもあなたを助けてくれている
自律神経失調症の症状は多岐にわたり、やはりつらいと感じるでしょう。
しかし、それはからだやこころ自身が治ろうとする機構が働いている証拠なのです。
例えば、風邪を引いたときは熱が上がりますよね。それは、体温を上げることで免疫系の働きを活発にして、風邪のウィルスを退治しているのです。熱が上がることをけしてあなたは意図していませんし、ここちよいことではありませんが、からだにとってはそれが一番だと判断して勝手に動いてくれているのです。
同様に、自律神経失調症の症状もあなたが意図したものではないし、ここちよい体験ではないのですが、それが今のあなたのこころとからだにとって「これ以上無理をしすぎないため」のベターなものに違いありません。
自律神経失調症はチャンス
自律神経失調症になったからこそ、自分に向き合うチャンスをもらえたのだと思うのはどうでしょうか。私も自律神経失調症でした。パニック発作・動悸・体重減少・吐き気など辛い時期が数年ありましたが、自分自身の弱さや強さや良さを見つける時間ができました。しかし、ずっと自律神経の調子が良くない状態が続いているのは精神的にも疲れるものです。
私が自律神経失調症で辛かった頃には無かったもの、それは自律神経のための整体です。整体を受けることで回復までにかかる時間は短縮できるはずです。ぜひ整体を受けながらゆっくりと自分を取り戻して行ってください。