仙台市太白区で、身体と神経をやさしく整える整体院

肩こりの原因と仕組み

肩こりは、「姿勢が悪いから」「筋肉が硬いから」と一言で片づけられがちですが、実際はもう少し複雑です。そして大切なのは、“良い姿勢”であっても、同じ姿勢が続けば肩はこるということ。

背骨が自然なS字カーブを描いていても、それを長時間「保ち続けよう」とすると、首や肩の筋肉は働き続けます。結果として、肩こりは誰にでも起こり得ます。

肩こりが慢性化しやすい「負の循環」

肩こりが一時的な疲れで終わらず、慢性化していくとき、身体の中では“循環の悪化”が起きていることが多いです。たとえば、猫背や前傾姿勢が続くと首・肩の筋肉は常に引っ張られた状態になります。すると筋肉は緊張しやすくなり、緊張が続けば血流が滞りやすくなります。

血流が落ちると回復が追いつかず、疲労が抜けないまま次の負荷を受けてしまう。

この状態が続くと、
緊張 → 回復不足 → さらに緊張
という流れができ、肩こりは「戻りやすい体のクセ」になっていきます。

筋肉だけが原因じゃない(膜・つながりの話)

肩こりというと筋肉が主役に見えますが、

実際は筋肉を包む“膜”や、頭から首にかけてのつながりが影響することもあります。頭皮の下には、額・こめかみ・後頭部を動かす筋肉があり、それらを一枚につなぐ膜(腱膜)があります。

ここが緊張すると、頭の後ろや首に“引っ張られる感覚”が出ることがあります。つまり、肩や首のコリは「肩そのもの」だけで起きているのではなく、身体全体の緊張バランスの結果として現れていることがある、ということです。

神経(とくに自律神経)との関係

肩こりは「筋肉の問題」に見えますが、緊張が強い人ほど、神経の状態が関係していることがあります。ストレスが続くと身体は活動モードが優位になり、呼吸が浅くなったり、血管が収縮しやすくなったりします。

そうすると筋肉が回復しにくくなり、コリが抜けない状態が続くことがあります。また、緊張が長引くと
「些細な刺激をつらく感じやすい」状態になることもあります。肩こりは、単なる筋肉疲労ではなく、休めていない状態のサインとして出ている場合もあります。

噛みしめ・目の疲れ・腕の疲労も肩へ集まる

肩こりの背景には、日常の小さなクセが重なっていることもあります。

• 無意識の噛みしめ(歯の接触・食いしばり)
• 目の酷使(画面を見る時間が長い、集中が続く)
• 手や腕の疲労(マウス・スマホ操作など)
• 前かがみの姿勢が続く生活

これらは一つひとつは小さくても、積み重なると首〜肩の筋肉が“守り”として固くなりやすくなります。

「ストレートネック」について

首のカーブが少なくなると、頭の重みを首や肩で支えやすくなり、負担が増えることがあります。ただし、「ストレートネック=絶対に肩こりの原因」と決めつけるよりも、首・肩が休めない状態になっていないかを一緒に見ていくほうが、現実的です。

念のため:医療的な確認が必要なケース

肩こりに見えても、強いしびれ・脱力・夜間痛・動かしにくさが目立つなどの場合は、別の原因が関係していることもあります。そのときは無理に我慢せず、必要に応じて医療機関で確認することも大切です。

まとめ:肩こりは「がんばり続けたサイン」肩こりは、サボっているからではなく、むしろ 頑張り続けている身体が出すサインのことがあります。

力を抜くタイミングがわからなくなり、休み方を忘れてしまった結果として、首・肩に負担が集まっている。そう考えると、肩こりは「肩だけをどうにかする」より、休める条件を取り戻すことが大切になる場合があります。

コクリでは、肩だけを揉むのではなく、「力が抜けない状態」そのものを整えていくことを大切にしています。呼吸・胸郭・首肩の代償を見ながら、休める身体の条件を取り戻していきます。